文章修行家さんに40の短文描写お題

65文字以内で描写 / 心理描写(モノローグ)をできるだけ排除。びびっと連想できたジャンルで書いています。モノローグ排除、難しい。
[ 提供 : 文章修行家さんに40の短文描写お題 ]

 01. 告白(シゲ水)
 02. 嘘(室青)
 03. 卒業(るみつ)
 04. 旅(るみつ)
 05. 学ぶ(室青とすみれ)
 06. 電車(室青)
 07. ペット(シゲ水)
 08. 癖(シゲ水)
 09. おとな(るみつ)
 10. 食事(室青)
 11. 本(るみつ)
 12. 夢(シゲ水)
 13. 女と女(室青と女性陣)
 14. 手紙(室青)
 15. 信仰(室青)
 16. 遊び(るみつ)
 17. 初体験(三水)
 18. 仕事(室井と青島)
 19. 化粧(すみれ)
 20. 怒り(るみつ)
 21. 神秘(シゲ水)
 22. 噂(室青)
 23. 彼と彼女(小島と水野)
 24. 悲しみ(三井)
 25. 生(流川)
 26. 死(青島)
 27. 芝居(水野)
 28. 体(室青)
 29. 感謝(WPS)
 30. イベント(るみつ)
 31. やわらかさ(シゲ水)
 32. 痛み(室青)
 33. 好き(シゲ水)
 34. 今昔(室青)(いまむかし)
 35. 渇き(室井)
 36. 浪漫(シゲ水)
 37. 季節(るみつ)
 38. 別れ(室青)
 39. 欲(シゲ水)
 40. 贈り物(室青)  
 ex. あとがき















00. お名前とサイト名をどうぞ。また、よろしければなにか一言。

 真木あかね、「スピカのきもち」です。短文ってすごく苦手なのでがんばります。




01. 告白(54)

 声をひそめて、シゲはとっておきの秘密を話した。それなのに、水野は「今更ばかじゃねえの」とすげなく手を払う。

水野のほうが一枚上手▲




02. 嘘(61)

 まばたきの回数と、黒眼の動き方でわかると自信満々な彼にどうしてかと尋ねたら、当たり前のように、「刑事ですから」と言った。

室井さんは嘘が下手そう▲




03. 卒業(61)

 誰もいない部室で唇を合わせただけだが、妙にどきどきした。
 出会ってから三年、三井と流川はやっと今までの関係から卒業する。

流川の卒業▲




04. 旅(62)

 自転車を漕いだ。いつの間にか耳元の音楽は止まっていた。五時間で着いたと報告すると、韓国往復できんぞと呆れた目が出迎える。

自転車で東京までどのくらいかかるんですか?▲




05. 学ぶ(60)

「あたしも青島君から教えてもらおうかな」
「何を?」
「キャリアの落としかた」
 青島は飲みかけのコーヒーを零しそうになった。

すみれさんはすべて知っている▲




06. 電車(38)

 押しつぶされそうな人ごみの中、二三回鼻を鳴らしてやがて赤面する男がひとり。

「愛のかたまり」を聴いてみよう▲




07. ペット(59)

 土砂降りのなかでの来訪者は全身ずぶ濡れだった。玄関先で髪をふいてやりながら、水野はなんとなく実家の愛犬を思い出した。

ホームズみたい▲




08. 癖(57)

「おまえって、やましいことがあると右下に視線持ってくよな」
 そういう水野は機嫌が悪いと左頬をちゅっとすぼめるのだ。

わたしの癖でもある▲




09. おとな(36)

 二十歳になったと告げる電話を受けているのは黒い学ランを着た少年だった。

年の差もえー。るかーはむっとしてるといい▲




10. 食事(65)

 青島の沈黙が気がかりで、室井の箸は動かない。「美味いもん食うと人間って黙りますよね」という言葉に、やっと冷めた手料理を口にした。

室井さんの手料理は美味しいと思う▲




11. 本(36)

 泣きながらページをめくるその隣で、流川は震える肩に頭を預けて夢の中だ。

同じ本を見ていても全然違います▲




12. 夢(61)

「いつかマイホーム買うて、子供作って暮らさへん?」
 それが夢だったことに水野は心底安心したようで、もう一度布団にもぐった。

こんなシゲはいやだ▲




13. 女と女(51)

「ふたりって仲がいいよね」
「青島さんと室井さんほどじゃないですよ」
「あたしたち、健全なトモダチだから」

湾岸署で一番強いのはおそらくこのふたり▲




14. 手紙(57)

 右上がりの文字は便箋の罫線からところどころはみ出している。
 苦笑しながら、室井は最近買った白い便箋を取り出した。

文通っていいですよね▲




15. 信仰(59)

「あなたは何を信じますか?」
 町を歩いていると、不思議な格好をした男に話しかけられた。
「俺は室井さんを信じます」

新興宗教に勧誘される青島くん▲




16. 遊び(60)

「おまえ……ほんっとに弱え」
 笑いをこらえながら三井が指をつきだした。流川の顔はその指と同じ方向を辿り、また爆笑される。

あっちむいてほい、って異様に弱い人いませんか?▲




17. 初体験(65)

 痛いと暴れる水野の手首を強めにつかんで、三上は丹念に指を這わせていく。
「水野胃が悪いんじゃねえの?」
「おまえ絶対わざとだろ!」

五年ぶりの三水がこれ……▲




18. 仕事(64)

 青島が今日手がけたのは、気の弱い駄菓子屋強盗とひったくり二件。
 室井が今日手がけたのは、連続殺人事件とストーカー殺人未遂事件。

俺には俺の、あんたにはあんたのやることがある▲




19. 化粧(60)

 「振袖姿より、犯人を捕まえたあなたの笑顔が素敵でした」
 見合い相手から後日届いた手紙をすみれは未だに捨てられずにいる。

あのお見合い相手です▲




20. 怒り(57)

 喧嘩のとき、いつもうるさい三井は必ず押し黙る。そして手当たりしだい物を投げるため部屋のなかは文字通り戦場である。

普段うるさいひとに限ってキレると黙るか泣くよね▲




21. 神秘(48)

 水野と弟を見比べながら、シゲは感嘆の声を漏らした。
「DNA、いや人間の神秘やな、ほんまに……」

水野とトラくん▲




22. 噂(59)

 青島と室井の約束は本庁中を駆け巡った。そのおかげで、奇異の目で見られてもふたりでいるときに口出しする者は誰もいない。

公然とふたりでいちゃいちゃするばかっぷる▲




23. 彼と彼女(53)

 昔あんたのこと、ちょっとかっこいいと思ってた。
 ウェディングドレスを纏った友人の告白に水野は溜息をつく。

大好きなユキ水で藤ユキ風▲




24. 悲しみ(63)

 自由に動かない足の代わりに、両手で松葉杖を懸命に動かしてコートに向かった。自由に両腕両足を使うチームメイトがうらやましかった。

チームメイト=ゴリ▲




25. 生(49)

  ボールに触る。バッシュを鳴らす。リングを揺らす。
 流川にとってこれ以上の生き方は存在しなかった。

寝る、食べる、バスケ、時に三井であればいい▲




26. 死(44)

 この仕事がそれと隣り合わせであることを、焼けつくような痛みのなかで青島は初めて知った。

OD1まで、なんだかんだで知らなかったと思う▲




27. 芝居(62)

 スポットライトを浴びる王子に観客から黄色い悲鳴が飛び交った。完全に失敗した愛想笑いを浮かべながら水野は台詞を淡々と述べる。

文化祭でうっかり▲




28. 体(59)

 大事な資本だからと室井はめったに無理を強いらない。ただ、もっと触れていたい青島にとってそれはお節介でしかないのだが。

噛み合わないむろあお▲




29. 感謝(62)

  「みんな今日は俺に優しくねえか?」
「だって和久さん、今日何の日か知ってます?」
 六月の第三日曜日、湾岸署は今日も平和である。

父の日。和久さん大好きだ!▲




30. イベント(60)

 お祭りごとが好きそうな三井だが実はそういうことにはてんで無頓着だ。だから流川は理由を考えるのに毎回苦労していたりする。

流川でもいいけど三井だと萌える▲




31. やわらかさ(62)

 頬の肉が削れてまっすぐなラインを描いている。あどけない寝顔を見つめながら、ずいぶん長い付き合いになった茶髪の頬をつついた。

青春のあやまちと書いてシゲ水と読む▲




32. 痛み(59)

 幾分か白い顔をしながらも安らかに呼吸する青島を見つめながら、室井はどこも痛くもないのになぜか涙を流す自分に気づいた。

ほっとして涙腺緩んだ室井さん。OD1
▲




33. 好き(44)

 指折り数えて挙げてみて、どうしてこんなやつ好きになったんだと苦々しく水野はつぶやいた。

嫌なとこばっかり思いつくのに▲




34. 今昔(いまむかし)(65)

「昔好きだったことは?」「バスケ」
「じゃ今好きなことは?」「バスケ」
 テストにならねえと怒った割に三井は口角をきゅっと上げている。

心理テスト。今も昔もバスケバカと、ちょっと嬉しい先輩▲




35. 渇き(63)

 自販機の前で、指は無意識のうちにボタンを押していた。真夏なのに昔もらったホットコーヒーをつい選んでしまって、室井は嘆息する。

青島があげた例のやつ▲




36. 浪漫(57)

 男のロマンは常々において理解できないものである。とりあえず渡されたエプロンを投げ捨てると水野はシゲを蹴り飛ばした。

裸エプロンにロマンを感じる▲




37. 季節(54)

 春も夏も秋も冬も別段何も感じなかったと言う流川に、そんなのもったいねえじゃんと四季の思い出を一緒に作った。

三井にはどの季節も似合うだろうな、と▲




38. 別れ(60)

 会いに行かなくていいのと言われて青島は首を振って現場に走る。その雪景色のなかに見えた飛行機に、早く帰ってこいと叫んだ。

広島へ行く日、どう思ってたのかな▲




39. 欲(51)

 シゲは水野の買った馬券と電光掲示板を交互に見比べながら、欲がない人間の恐ろしさを改めて実感していた。

万馬券があたったけど年収のほうが高いルーキー▲




40. 贈り物(54)

 「室井さんが俺のために時間を割いてくれることが嬉しい」
 あの笑顔のためにも室井はせっせとプレゼントを考えた。

デパートを徘徊していたら萌え▲




EX. あとがき

そもそも心理描写なしの文ってどうすればいいんだ!という心の叫びから始まりました。ずっとやってみたいお題だったけど、いざ書いてみるとどうしていいかわからない。でも、なかなかおもしろかったです。ジャンル不問で書きまくれたのが嬉しかった。
この短文がネタになってまた書けそうだな、と思ったり。
ちなみに……
RAP:18個 笛:12個 SD:10個 なんだかんだで平均的ですね。
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